低金利が魅力!ネット銀行が取り扱う住宅ローンのメリット・デメリット

不動産トピックス

インターネットで住宅ローンのことを調べていると、「ネット銀行の住宅ローン」に関するウェブサイトや広告を目にすることが増えてきました。

ネット銀行とは、インターネット上に存在する実店舗持たない金融機関で、ウェブサイトやアプリを通じた取引が中心となります。住宅ローンを取り扱っているネット銀行も増えている昨今、実際の使いやすさ、メリット・デメリットはどうなのでしょうか?

今回は、「ネット銀行の住宅ローン」について、見ていきたいと思います。

ネット銀行の住宅ローンは、低金利が最大の魅力!

「ネット銀行の住宅ローン」は、「低金利」が最大の魅力です。

現在は、低金利時代と言われていますが、長期に渡って何千万円という返済をする住宅ローンでは、金利が低いことは大きなメリットになります。総返済額の差が何十万〜何百万円にもなることもあり得ますので、金利の低い住宅ローンを選ぶことは非常に重要です。

代表的なネット銀行の2021年10月の金利は下記の通りです。

  • auじぶん銀行 年0.310%(変動/全期間引下げプラン)
  • 住信SBIネット銀行 年0.410%(変動/通期引き下げプラン)
  • ソニー銀行 年0.457%(変動セレクト 自己資金10%以上)
  • イオン銀行 年0.52%(変動/全期間引下げプラン)

何故、ネット銀行では住宅ローン金利を低く出来るのでしょうか?考えられる理由としては、「店舗維持費のカット」「人件費の圧縮」の2つが挙げられます。

実店舗を持たないネット銀行では、まず店舗維持費がかかりません。駅前やメイン通りに店舗を構えるには相応のコストが発生しますが、それが不要になっています。

また、窓口ごとに配置する人員も必要ないため、人件費についても大きなコストカットが可能になっていると考えられます。これらのコストカット分を金利引下げという形で還元しているのがネット銀行の住宅ローンということになります。

ネット上で住宅ローン手続きが完結!

ネット銀行には実店舗が存在しないため、住宅ローン手続きの最初から最後までがネット上で完結します。この手続きの手軽さに魅力を感じて、ネット銀行を選択する方も多いのではないでしょうか。わざわざ窓口に足を運ばなくても、申し込みから契約まで手続き出来るのは、忙しい人にとっては非常にありがたい形式です。わざわざ会社を休んで窓口の営業時間内に出向く必要もありません。

ただし手続きに関するやりとりは主にメールや郵送になりますので、大切なメールを見落としたり、期限までに決められたレスポンス(返信や入力など)をしないと手続きが滞ることがあります。普段ネットを使い慣れている人、きちんとメールやパソコンでの入力に対応できる人であれば問題ありませんが、普段以上に注意を払う必要はあるでしょう。

実は、住宅ローン審査は厳しい?

金利の低さとネット上で手続きが完了する手軽さが大きな魅力のネット銀行ですが、実は審査は厳しめであることが定説です。窓口がない=対面しないということになりますので、どうしてもハードルが高めになっています。一般の金融機関と同様ですが、勤続年数や雇用形態、自己資金割合などがよりシビアに審査されるようです。

また、よくネット広告やHP上で「仮審査(事前審査)」が手軽にできるようになっています。年収や勤続年数など簡単な項目を入力するだけで結果が出るようですが、実はこのネット上の仮審査結果の信憑性はあまり当てにならないのが現実なのです。これは担保物件についての入力が省略されていることに関係すると言われています。

ネット上の簡易審査の結果でOKとなっていても、いざ本申込をしてみると否決になったというケースも多く聞かれますので注意が必要です。

住宅ローン審査にかかる時間は長め

ネット銀行の住宅ローンでは窓口に行く手間は省けますが、審査にかかる時間は少々長めになるケースが多いようです。

本申し込みから融資承認を得て、契約を交わし資金実行するまで、1か月〜1ヶ月半は見ておきましょう。また、必要書類に不備などがあるとそのやりとりに時間を要する場合も多いので、事前にしっかりと準備をしておく、もしも不備があった場合にも迅速に対応しなくてはなりません。

ネット銀行で新しく口座を開設した場合には、キャッシュカードの受け取りに時間を要することもあるようです。不在票などが入っていたら、出来るだけ早く受け取れるよう対応する必要があります。

また、どれだけネット上で手続きが完了すると言っても「抵当権設定」に関する書類だけは郵送でのやりとりとなります。郵送でのやり取りにかかる日数も頭に入れて、余裕を持ったスケジュールを立てるようにしましょう。

ネット銀行の住宅ローンは融資手数料型(事務手数料型)

ネット銀行の住宅ローンでは、保証料がかかりません。融資手数料型(事務手数料型)のローンとなるため、途中で一括繰上げ返済をした場合の「戻し保証料」が発生しません。融資手数料はほとんどのネット銀行で借入額の2%前後ですが、保証料型の諸費用と比べ大きな差はありません。

また、繰上げ返済の手数料も0円です。

その他、「団体信用生命保険」が充実しているネット銀行も多いようです。死亡・高度障害の保障はほとんどの金融機関で金利上乗せがありませんが、ソニー銀行やauじぶん銀行などでは、「がん50%保障」(残債の半分が0円となる)が金利上乗せなしで利用出来ます。

住宅ローンを選ぶ際には、ネット銀行も選択肢の一つとして考えてみるのもおすすめです。

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